月読寺の「座禅セッション」に行ってきた話~前置き編~
以前、このブログで小池龍之介氏の著書を紹介したことがある。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、小池龍之介さんというのは、執筆活動やその他諸々の活動をされているお坊さんです。私は特に信心のある人間なわけでもなく、仏教の教えに詳しいわけでもありませんが、私はその小池さんの書いた本をいくつか持っている。
お坊さんの書いた本をいくつか持っているというと「この人スピリチュアルなことに興味あるのかな」と思われがちなのであまり言わないようにしているけど、怪しいものではなく、小池さんは普段の生活において煩悩を抱える私たちが執着をなるべく消し、生きやすくなる方法を教えてくれている、というほうが近いです(もちろんお坊さんなので基本的に著書の内容は仏教の考えに根差してはいるし、ブッダの教えを現代風に解説しているわけだけど)。
小池さんの本を初めて読んだのは大学2年の時、当時付き合ってた人のことで悩んでいた時にメンタルヘルスの保ち方を指南してくれる本を探していて、たまたま本屋でこの本を見つけたからです。
読んだときに刺さる言葉があったので他の小池さんの本も読んでみたわけなのですが、私がこの方にシンパシーを感じたというか、興味を持った理由はまだあります。
なにかというと、意外にも小池さん自身が「それは更生するのは難しいんじゃないの?」と思うような、目も当てられないような行動を繰り返していた強烈な過去があったのにもかかわらず、座禅や仏教の教えによってそこから変われたらしいということ。
こんな穏やかな境地にたてるなんて、生まれつき立派な人なんだなあと思っていたけど、、実は全然そうじゃありませんでした。こじれた恋愛依存症で、心理学的な言葉で言うと「回避依存」のど真ん中にいるような感じの人だったそうです。親や恋人に対して暴力を繰り返し、学生結婚した元妻を自殺未遂に追いやり、とても危険な感じだったらしい。(この内容は著書の「坊主失格」に書かれています)
前置きが長くなりましたが、そんな小池さんは結構現代向きというか、一般の人も入りやすい座禅指導「座禅セッション」をされていて、今回この日記を書いた理由はその座禅の会に参加してきたということです。詳細は次回の記事にしますが。笑
ちなみに小池さんは座禅の会のほかにも家出カフェといったお寺のカフェをやられていたり(現在はやっていないと思われる)、ユニークな活動をいろいろとされている模様です。「家出空間」というホームページもお寺!というよりは、少しカジュアルで手書きのイラストを含んだキッチュな感じで面白い。
ホームページでは読者からの人生相談に答えるコーナーがあったり、座禅の会での説法も数回分はここで聴くことができたりする。座禅に興味あるないかかわらず、人生に迷って精神論の本や自己啓発本なんかを探している人は、小池さんの本やホームページを一度見てみては?と個人的にはおすすめします。
何の話だかわからなくなりましたが、次回は本編の座禅体験編を書きます。