なぜ「世田谷ラブストーリー」がここまで響くのか。
前の記事でも言及したのに、同じ話題を2度も書くしつこい私ですけど、
「世田谷ラブストーリー」という曲にきゅんきゅんしすぎて、取りつかれたように、こればっかり聴いてます。
今度は君を追いかけて もう今日はここにいなよって
ちゃんと言うからまた遊びに来てよ
もう終電に間に合うように送るようなヘマはしない
もうしないからさ
「もう今日はここにいなよ」
「もう、今日はここにいなよ」
ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い、言われたい・・・・・・・・・・・・
いや、あのね。。
なんといっても、この「今日はここにいなよ」って表現が秀逸なのです。
冷静に見たら、この歌詞で言ってる内容って、ただの下心いっぱいの軽い男じゃないですか。ちょっといい感じの女の子と二人で終電間際まで飲むことができたけど、このあとどうやって持ち帰ろう?みたいなことでしょ?状況だけ見ると。笑。
「今日泊まってけば?」にどういう風に繋げたもんかな。って考えてるだけだしね。
でもそれが不思議なことに、この曲のメロディーと歌詞で描写されると、純粋で誠実な好青年が一途に好きな女の子のことを大事に思っている切ない曲にしか見えない。これがこの曲のすごいと思うところです。
それから、「もう終電に間に合うように送るようなヘマはしない」っていうフレーズがこの曲はとても印象的で耳に残りやすいんですよね。言葉選びで人を引き付けるのが、とてもうまいなと思う。抽象的でない具体的なフレーズで、聴いている人に共感とせつない余韻をもたらすのがまた上手。
それにしても、「次回は終電には間に合わせない」っていう、下手したら引かれるようなガツガツした趣旨の曲に、なんでこんなにときめくのでしょうか。
それは、この曲の主人公の描写からわかる、ちょっとしたヘタレなかわいい感じ(「終電に間に合うように送るようなヘマはしない」っていうような部分。)があるからこそかな。と私は思う。
このほかにも全体的に、いい人で遊んでる感じじゃない、ちゃんとした人なんだろうなと、なぜか聴いてる人に思わせる設定だからこそ、この曲は草食系男子や愛されたい女子の共感を産むんだろな。そうじゃないと、ただ襲おうとしてる肉食系だもんね。
で、「決してただのヤリモクな奴ではない」という描写が濃くなるのはこの後で、
月の明かりに照らされた黒い髪 横顔 唇を思い出して胸が苦しくなるよ
その全部が僕のものなら悲しい思いなどさせない
絶対させないのにな
「終電に間に合うように返さない」発言の後でこれっていうのが効いてる。
ちょっとしたロマンチストな部分がありながら基本的にヘタレなんだけど、でも「おまえのことが好きだから今日は帰したくない」的な程よい男らしさが絶妙に出てて、めちゃくちゃきゅんきゅんする。
ほんっとにいい曲作ったよね。
とにかくメロディーラインがいいし、それに乗せる歌詞がうまい。これはシングルでも相当ヒットすると思う。
私には、この曲を聴いた時と全く同じような胸キュンが起きたことが過去にもあって、そのキュンを起こしたのは私がまだピュアだった(?)高校2年生のとき。
その曲は何かというと、ファンの中ではたぶん有名な、ミスチルの「CANDY」という曲。これもアルバムの曲です。脱線したけどこの曲もちょっと似たような印象で。
まだ大人の恋を知らない私(笑)が「こんな恋したいーーーー!!!!!!!!!」ってめちゃくちゃキュンキュンしていた。
- アーティスト: Mr.Children
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 89回
- この商品を含むブログ (721件) を見る
今、月9の「私に恋したお坊さん」を見てるけど、私の恋したい病は今たぶんピークを迎えています。笑
このドラマの主題歌もback numberなんだけど、「クリスマスソング」という曲も超いいのです。ほんで、この曲を歌ってくれる男前な彼氏がほしい。
とにかくやさぐれて2015年をあきらめてる私としては、こんなドラマチックな展開あるわけないやん、って思いながらも、こういう王道なときめきって恋愛中にはかなりあるよな、、と思いながら見てました。
冬っていいよね。冬に恋したい。。
ちなみに私が前に付き合っていた人とも冬に告白され、冬に振られました。だから冬にトラウマもあるけど、幸せになれるんならそれはもうどうでもいいや。←
元彼と別れる前、私がちょっとしたヤキモチと不満をもらしてたら、絶対人前で愛情表現とかしない人(人少ない場所で手つなぐくらい。)だったのに、電車がホームに入ってくるか来ないかの時に、ふいうちでキスされて「おやすみ。」って言われて電車に乗ったことがある。溶けてなくなりそうでした。
その前に付き合ってた人とのほうがキュンエピソードは多いのに、なぜかこれは今思い出しても一番ドラマっぽかった。。ま、枯れている中から無理やり引っ張ってきた話だけど。
そういえば今日、私と同じ恋愛体質だけど少々枯れてて彼氏いない(でもかわいい)友人に彼氏ができました。おめでとう。
こうして一人ずつ、ゆっくりと、そっち側の人が増えていくのです。もうだめだ私は枯れすぎて忘れちゃった。
恋したくてたまらん。