ビタースイート

人生は 甘くて苦い

3回転職したけど「自分に合った仕事」など見つかっていないアラサーの話

こんばんは。

 

石の上にも3年といいますが、私は何があっても諦めないという強い意志の持ち主ではない気がしています。

 

今年転職したのですが、私は転職はこれで3回目です。

30歳にしては結構多いと思います。

こんな私でも、新卒で入った会社を3年以内で辞めることだけはしたくない、という気持ちはあって、自分の中ではちゃんと辛抱するつもりでした。

とはいっても、その当時の一日一日はすごく長かった。

「あと○日我慢したら」と思っても、遠すぎてしんどくて毎日泣きました。

「こんな感じで続けても精神的にもたないな」と思ったし、転職先も決まっていなかったけど1年ちょっとで辞めたんです。

 

その会社では上司との関係が悪く、辛いことは多々あり、苦痛な日々でした。仕事が楽しいと思えたことはほぼなく、自分が無価値な人間であるように思えてばかり。

学生時代、アルバイトをやっていて行くのが嫌だなと思ったことはありましたが、それはどちらかというと「面倒臭い」という類の「嫌だな」だったので、比較にもなりませんでした。

そのあとの経験も含めて、あんなに会社や学校に行くのが辛いと思ったことはなかったです。

 

 

でも今ちょっとその状況に似てるんですよね。

ただ、あの時から何年もたち、めんどくさい上司に対するちょっとのスルースキルみたいなものは身に付きました。

何を言われてもバカ正直に頑張っていて、できない自分がだめなんだと思い込んでいた新卒の時と比べたら鈍感力がついたと思うので。

その分まだ耐えられるかな、と思っていたのですが、思ったよりも辞めないためのモチベーションが保てていません。

 

多分、私にとって仕事を辞めたいと強く感じる瞬間って「①業務自体にやりがいを感じない(つまり仕事ができるできないに関わらず楽しくない)」と「②人間関係が悪いまたはしんどい」「③労働時間・拘束時間が長い」の3つの要素がそろった時です。

 

このうちどれか1つ、または2つが合わさっているときは、辞めたいとまでは思わないんです。

①と③が合わさっている状況は直近の会社のときに何度かありました。

でも、前の会社で良かったことは、とにかく人間関係です。だから、どんな状況でも②だけがなかったんですよね。

②と③が合わさっている状況も2つ目の会社の時にありました。

でも、業務自体が楽しくてやりがいがあったのでなんとか耐えられたこともあったし、人間関係が悪いのも限定的な箇所だけだったので異動したりメンバーが代わればすむこともありました。

 

今は③の労働時間はきっちり定時で帰れている(というか、帰るようにしている)ので、今はまだ一応全部は揃っていません。ですが、これから③も合わさってくる見込みです。 

新卒の時だったら、周りが残っていたら自分は新人で早く仕事を覚えたいという一心で、間違いなく誰よりも長く残っていたと思うし、早く出勤していたと思います。(実際に私はそうしてました。)

でも今は、私の先輩がかなり早くから来ていて、残業も私よりかなり多く土日も時々来ていたりするのに私はほとんど定時で帰っています。このことと給料だけで今のモチベーションを保っている気がする。

 

今やっているのがとても嫌な仕事とかそういうことではないのですが、先輩のやり方と私の思う方針が全然違い、厄介な先輩なので反発するわけにもいかずにしんどいです。

担当が変わったんだから私の好きなようにやらせてくれたらいいのですが、逐一口をはさんでくるので面倒だし、やらなくてもいい仕事をたくさん増やすので、仕事が増える。

こういうのが本当にストレスです。

その点前の会社では仕事ができる人がほぼいなかったし、担当している仕事については自分の思う方法でやっていくことができたので、楽でした。だから長く続いたのかもしれません。

仕事自体、コミュ障の私にはあまり向いていないことなので憂鬱だなと思うこともあるけど、それは自分を奮い立たせてやればいいことなのでまだいいんです。

でもそういうことについては結構どうしようもないというか、ある程度流していても結局その人を避けることはできない。

今の業界に対する熱意はないし、あまり人と議論したりするほどのことだとは思っていなくて、結局、チームでやる仕事は自分には向いていないのかもしれないと思いました。

 

 

若い人が会社でのパワハラや残業過多により自殺してしまうニュースを見るたびにやるせない思いになります。

死ぬほど辛いことがあるのに耐えなくても、まだ逃げられるうちに逃げたほうがいいと思ってました。だからこんなに転職回数が増えたんだと思うのですが。

  

ただ、これだけ多くの回数の転職をしても「これだ」と思うような仕事には巡りあっていません。

自分に合う仕事なんてこの世にはないのでは?と思ったりする毎日だし、ただ他の人よりも自己実現に苦労しているのはただ自分が甘えているだけ、ただ私が仕事ができないから苦労するだけ、

もう自分が何をやりたいのか探しても無駄かもなと落ち込む毎日です。

 

 

自分の好きな仕事に就けば?って言われても、そう簡単にはできません。

というか何が好きなのかこの年になってもわかりません。

特別なスキルもないのに、これまでやってきた普通の事務職以外の仕事ってなると、やはり激務な上に給与が低いことがほとんどだと思います。

そういうわけで好きとか嫌いとか関係なく「安定して働くため」だけに今の業界に入りましたが、配属先の部署が正直自分の苦手分野で、ここに配属されてしまったが最後、ずっとこの分野で仕事をしなくてはいけなくなってしまいました。

 

今の会社に転職したとき、前の会社と同業界だったので「やよいさんってこの業界好きなんですね」って言われた。

でも、全然違います。

この業界が好きなんじゃないです。

好きなんじゃなくて「ここでしかやっていけない」んです。

経験もない、ただの事務職のスキルしかない人間が他の業界のブラックじゃない会社で正社員でやっていけるわけないじゃないですか。

 

 

自分に合った仕事なんて、そんなの簡単には選べません。

わたしは文系ですが、理系に進んで研究職につければよかったんじゃないかと心底思っています。

新卒の時にもっとよく考えて、いや、大学を選ぶ時にもっとよく将来のことまで考えて選択すればよかったと後悔しています。

こんなこと言っても結局はどうしようもないのですが。

自分の性格にはどんな仕事が合っているのかということは、もっと若いときにでもわかってたんじゃないのかなと。いくらでも方針転換できました。

でも、今になってそれが分かったところで、成し遂げるのは難しいです。

不可能ではないかもしれませんが、かなり厳しい。

繰り返しになりますが、もちろん不可能ではないです。でも今の私にはそこまでやるパワーがもう残っていません。精神的にも肉体的にも疲れました。

今の私にまたすぐにキャリアチェンジは難しいので、やはり耐えるしかなくて、どういうふうに乗り切っていくのか考えているところです。

 

 

弱音ばかり言っていますが、せめて手に職があればよかったと本当に思います。

考え方はそれぞれですが、誰かの参考になればと思ってこれを書いています。